去る、令和7年12月7日にライブにて冬の講演会が開催されました。
演者は日本歯科大学教授の菊谷武先生で演題は「口の老いに私達はどう対応するのか」でした。
先生は口腔リハビリテーション多摩クリニックの院長も兼任されており実践的なお話をきくことができました。
高齢になると歯を多く保存できても嚙む機能、食べる機能は衰えていきます。動かなくなった口に歯はもはや必要のないものとなってしまいます。そこまでいかないようにすることが大切になります。
それにはまず、食べているところを多職種チームでよく観察することです。ミールラウンドと呼ばれる摂食・嚥下機能や栄養状態を評価する取り組みが重要で、これを通じて食事形態や介助方法を検討し経口摂取の維持・改善を目指します。
観察の要素は、食環境、食行動、咀嚼機能、嚥下機能の4つです。それぞれなにをみるのかといいますと以下に列挙します。
1,食環境は、
どんな環境で?食に集中できる環境?姿勢は適切?介助は適切?スタッフの知識・技術は?どんな想いで支えられている?
2,食行動は、
食欲はある?食物を認知している?一口量は適切?ペースは速くない?食事に集中できている?
3,咀嚼機能は、
食べこぼしはない?まるのみはしてない?口は汚れていない?プラーク、食物残渣は?咀嚼はできている?
4,嚥下機能は、
嚥下音、呼吸音、嚥下回数、嚥下のタイミング
90分という限られた時間の講演でしたが、口の老いに関しての詳しい解説とその対処法など、私たちが今知りたい、明日から実践したい情報が満載のお話で大変勉強になった講演会となりました。














