野迫川村診療所担当歯科医の交代

2024年4月より治療にあたる歯科医師が、当NPO法人OPC奈良の正田代表から寳達理事に交代しました。2011年9月の紀伊半島大水害の避難所訪問を契機に、永年無歯科医村であった野迫川村の歯科保健活動と毎週木曜日の歯科無料相談に始まり、2016年4月には待望の歯科診療所が開設されほぼ毎週高齢者の治療に当たってきました。これからは寳達医師が歯科衛生士である奥様と片道2時間かけての通勤になります。

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きららの木に災害時口腔ケアグッズ寄贈

きららの木が奈良市の福祉避難所に指定されています。2024年4月、OPC奈良として写真のような災害発生時の避難所肺炎予防のための口腔ケアグッズを240セットきららの木に寄贈しました。

阪神淡路、東日本大震災、熊本地震に伴う災害関連死の原因で一番多いのは呼吸器系の疾患で、続いて心筋梗塞、脳卒中という順番は変わらず、避難所肺炎の予防として口腔清潔の重要性が認識されています。

(注:福祉避難所とは) 災害が発生した場合、高齢者、障害者の他、妊産婦、乳幼児、病弱者等の方々は一般的な避難所での生活に支障をきたすため、何らかの特別な配慮が必要となります。これら要配慮者が滞在できるための居室が確保されていることや相談・支援等の可能な施設をあらかじめ福島避難所として設定しています。